逆インセプション・逆サイトー ~忘却~

極限のリアリティは明るいのか・暗いのか。

とーぜん、

明るい。

俺が言うんだから間違いない。

師もそう仰ってたので、二段で間違いない。

例えそれがHappyなことでも

忘れることができなければ

現実の領分を侵食していく。

感覚はいつだって今を捉えているはずなのに、

あの日の記憶から時間は進んでいないようにみえる。

念願のリアリティの記憶が、老いていく自分を苦しめている。

夢を叶えたら、現実が残る。

矛盾を解いたら、矛が残る。

こーゆうことの、追想の果てで、思い出すことがある。

「続いていく」ことを、夢にみた。

愛していた。

今際の頃合いでも、subspaceは生きていた。

どこまでも人間。本当によかった。

忘却し、また夢を見る。

現実は夢を孕む。夢の中に現実は無いが。