Good Boy

僕はどこにもいない

僕は宛てもなく歩く

棄てられ、宙に浮かび、風に乗って舞いあがった

ビニール、僕は自由だ(それに惹かれたから)

美しいものや、きれいなものが好きだ

僕はどこにもおらず、宛てもなく歩いているのだから

太陽

あれはいいね

僕の眠る場所

僕が仮睡まどろむ暖かいzzz

君の臀部と乳房は薄れゆく原風景の鮮烈な写生

この衝動は、僕に残された最後の義務だ

真理の探究、認識の限界を貫いて

再帰的に純化された欲望の回答

ベッドに軽く腰掛けた君の繊細な身体は、

原色から何万色もの色彩の間を荒波のようにうねり、浚い、

音も立てずにそっと、波紋に溶け入りながら

嫋やかな自由形で渡りきって、聖性で薄汚れたこの身体を洗い、浄めた

縛っていた髪は解かれ、薔薇のランジェリーはどこかにはあるはずだ

雲の上で星を観て(願いは叶ったのか)

乱れたシーツの上に不時着した

あと1回・

歌を唄えば

なくした親を思いだして

失くしたものも、ここにある感じで

(誰か、

完全なるあなた、

僕を完璧で雄大な計画へ導き、

宏大無辺なる認識、運動およびそれに付随する美への直観を授けてください

あなたは我慢強く、呼びかけに応える、<見ること>そのもの

だから、どのような形を纏って来ようと構わない

あなたは僕以上の存在でありましょう...)

裸で野に晒された坊や、

どうして笑っているのか

(愛する歓びゆえにです)

今日はどうして泣いているのか

(あなたの陰を見ました)

誰がお前を囚えられるというのか

(ついに、誰も僕を囚えることはできなかったのです)

誰がお前を自由にするというのか

(     )