ナオヤ、首を傾げる

ナオヤだけのもの。

我々には遠く及ばないもの。

それがナオヤだけのものなら、ナオヤは首を傾げるしかない。

それがナオヤにしか与えられていないのなら、

ナオヤは首を傾げつつ、、みつめるしかない。

それが誰かのものなら、万人のものなら、それでよかったんだけど。

「お前はどうしてそんなにかわいいの?」

ナオヤ・光線

ナオヤが首を傾げてその娘を愛すれば、側の俺から見ればそれが答えに映りそうだけど。

他人にはその直線のセンチ・メートルぐらいしか測れないし。