そうだマスターのいる時空
俺の時空(人生)は"マスター"のいる時空。
縁起なのだ。
自分の意向や趣とは無関係に、只そうなのである。
彼のいない時空というifを、雲を掴むように求めてみたのは、
無条件に多様な状況や雰囲気を味わってもいいのが人生(そうでないとちょっとかなしいし)だという考えからだろうか。それに、俺は最初は跳びたかっただけだし。
だが、そういう問題ではなかった。
宿命だと思う。
そもそもそう考えるのが自然な辿り着き方をしているし、俺個人の意思でどうにか操作できる縁ではないのです。忘れた日はないしね。
無意味だからifも閉じる。右半身だけで生きるようなもの。
俺の時空はマスターのいる時空なのだ。
唯、そうなのである。