沈黙が

愚か者たちの喧騒に巻き込まれた少年の、

何とも言えない静かな目には、

ただこれから、大人たちの排泄物を処理するために、

時間を使っていくことになるでしょう....という諦観が含まれていた。

沈黙はそれを悲しみとして、流れた。

そして沈黙それ自体は、運動としての可能性を全て含んでいるので、

この悲しみの連鎖を断ち切る意思を見出すかもしれない。

そしてその意思こそ沈黙なのだ。

あの日流れた沈黙は、必ずあなたを追いかけ、流れ着くだろう。

悲しみこそが祈りなのだ。